朝ドラ「まれ」とスィーツ

2015年08月20日

 神奈川開港時代の港の発祥の地である象の鼻パークにある象の鼻テラスとNPO法人横浜シティガイド協会主催で「横浜の食を巡って」のテーマでトーク・ツアーが始まり、参加しました。第1回は5月26日で横浜外国人居留地研究会の斉藤多喜夫会長の「西洋料理ことはじめ」のお話を伺ってから、横浜シティガイド協会の会員の皆さんのご案内で関内、馬車道界隈を散策しました。

 第2回の7月16日はNHK横浜放送局大加章雅局長の「連続テレビ小説とその舞台~『まれ』と横濱」の題するトーク、大加局長のお話は朝ドラの出来上がる経過や制作現場には数百人ものスタッフが働いている仕組みの話で、大変興味深かったです。講義終了後お昼には横浜高島屋にあるWESTのCAFEでパンケーキを楽しんできました。鎌倉の有名店のパンケーキよりWESTのそれを私は好きです。

 第3回の7月17日は『横浜の食文化 ~ ロケ地を巡って ~』のツアーで、タイミングよくNHKの「ひるブラ」で元町が取り上げられ、その関連で霧笛楼やポンパドールの佐々木卓也さん(2013年にお菓子の世界選手権で優勝し、ヨコハマNOWで取材しました)が出ておられました。台風11号の余波の雨の中、象の鼻パークに通じている外国人と日本人の居留地をわけていた36メートル幅(当時も今も大した道幅です)の日本大通に面したレストランLunch of Avenue(まれの父親とシェフの息子が珈琲を飲むお店、私もよくランチを楽しみました)、ありあけ、かをり、中華街の市場通りと南京小路の交わる場所(ここに主人公まれが社員寮として泊まっている占い店つきの中華店「天中殺」があると設定されています)、まれが毎朝太極拳をしている横浜媽祖廟を訪れ、さらに前田橋を渡って、元町へと足を伸ばしました。

 老舗の洋菓子店「喜久屋」、大佛次郎の小説にちなんだフレンチ・レストラン「霧笛楼」から代官坂をあがり「ヨコハマNOW」の最初の連載である「歌で綴る横浜の歴史」を寄稿して下さった斉藤秋造さん(横浜シティガイド協会の会員で当日も私のグループとは別のグループをガイドしておられました)のご自宅の角から始まる額坂(おおまかな地図には載っておらず階段ばかり)の途中で解散となりました。この額坂は主人公が洋菓子店「マ・シェリ・シュ・シュ」に転げながら出勤する道です。撮影の効率を上げる為に、同じ場所を使うシーンをまとめ撮りをするそうです。まれが「マ・シェリ・シュ・シュ」へ通う場面をまとめて撮影した時の休憩場所として、斎藤さんはご自宅をまれのスタッフに提供されヒロインの土屋太鳳さんのサインを頂かれたとか。

 「天中殺」もこの「マ・シェリ・シュ・シュ」も渋谷のNHK内のあるセットです。レシピを忘れて盗まれるお店は「ありあけ」です。ドラマの中のケーキは自由が丘の辻田さんの指導、制作だとのこと。スイーツの美味しさはもちろんシェフの技も大切ですが、使われている生クリーム、バター、チーズなどの乳製品やマーガリン,ショートニングなどの油脂の品質が大きく左右します。ココア、油脂の多いナッツ類の品質も脂質の素材と同様に大切です。

 「ありあけ」で朝ドラ「まれ」に因んだ能登のブルーベリージャム入りの「ハーバー」、喜久屋で開港以来のこのお店の伝統菓子「ラムボール」とロールケーキを購入しました。帰途にはなじみ深い四五六菜館別館のランチで豚肉の醤油煮込み定食を食べて満足して帰宅しました。

食と健康のコンサルタント 渡邉 憲一