1966年(昭和41年)7月4日

2016年07月10日

ビートルズが初来日した年のこの日私は初めて海外:ニューヨークの土を踏みました。翌日からホテルで買った地図を片手に、横幅が狭くて縦に長いマンハッタンの街中をバスと地下鉄を使って歩き回りました。様々な肌の色、体格の差、季節を無視した気ままな装いをした人々が歩いており、英語が通じない人達もおりました。私の発音が悪くて通じないのかと思ったら、そうではないケースもあることをニューヨーカーに教えられました。

皆さんにもこんな経験はありませんか? 初めて訪れた場所なのに以前から見慣れた場所のような感覚、多分映画か写真か絵画で似たような風景を見ていたのかも知れませんが、記憶の底から呼び起こされる懐かしさを感じたこと。私はマンハッタンに昔から住んでいるようなat homeな気持ちになりすっかりこの街を気に入りました。嬉しかったのは到着翌日のNYの街で、カーボーイハットを被ったテキサスからのおのぼりさんご一行様に道を訊ねられたことです。私は典型的な日本からの旅行者と違って、眼鏡も掛けずカメラも持たず、運動靴にポロシャツというラフな服装でしたので、ニューヨーカーと誤認してくれたのです。ビルには番号が付いていますので地図を見ながら道案内が出来ました。

 本社との打ち合わせで回を重ねて訪れてNYに慣れた頃に、一週間続けて毎晩ステーキを食べ歩いて「ビーフイーター」(私の好きなジンの銘柄でもあります)のあだ名を付けられました。当時米国出張者の大方のお話では,アメリカの肉は不味いでした。米国でもそれなりのお店で、それ相当のお金を払いば、美味しいビフテキを食べられたのです。昔NYやSan Francisco、Los Angeles、Washigton DC等で有名ステーキハウスで食べてみましたが、あら皮(鹿の3文字を組合せアラと読ませる)本店のステーキが私にとっては一番でした。二番目が郵船のシフだった方が腕を振るっていた頃の大阪のオリンピックです。

ホテルの近くにあるCaféで朝食を食べていました。眼の前で新鮮なオレンジを絞ってくれるジュースは目新しく,乾燥したNYにぴったりの美味しい飲み物で,目覚ましになりました。Brunchのハンバーグも,マックのバーガーと量も味も格段の差がありました。夕方の街角に漂う肉の焦げた臭いと、チーズのような臭いが混じった臭いが懐かしいです。持帰り(take out)と店内で食事(Eat in)が出来るDelicatessenをよく利用しました。

食と健康のコンサルタント 渡邉 憲一