SFにサワードウ・ブ レッド、ハマにガーリク・ブレッド在り

2016年08月13日

ドイツパンに魅せられたお店の先代(二代目)が、ドイツの保養地バーデン・バーデンの地名の響きの快さに惹かれてお店の名前にした、伊勢佐木長者町駅近くにあるパン屋さんに猛暑のお昼どきに寄りました。ビルやマンションに囲まれたビルの1階のお店で、トースターで暖めたガーリック・ブレッドと女将さんお勧めの大納言入りパンとブレンド珈琲を楽しみました。女将さんのおもてなしと常連さんとの会話を聞いていますと、ビルの谷間にあるオアシスにいる居心地の良さでした。勿論パンと珈琲のお味も「グー」でした。

北部ドイツを含む北ヨーロッパではライ麦がよく穫れるので、ライ麦パンが盛んに食べられます。ライ麦はグルテン(小麦のたんぱく質)を豊富に含んでいないので、酵母ではなく、乳酸菌種(学名・Lactobacillus sanfranciscensis)を主体とするサワードウがパンの醗酵に用いられます。サワードウを使ったパン生地は、酵母を使った場合と比べますと膨らみにくく,焼き上がったパンは密度が高く、ずっしりとした食感があります。

1849年に始まったカリフォルニア州のゴールドラッシュ時代カリフォルニア州では、サワードウ・ブレッドは乳酸菌が作り出す有機酸や抗生物質が多く含まれており日持ちがよいので、盛んに食べられておりました。サワードウは金鉱堀り達のニックネームとなり、アメフトチームSanfrancisco 49ersのマスコット「サワードウ・サム」に引継がれ、今や酸味の強い実のしまったサワードウ・ブレッドはサンフランシスコの名物です。シーフード、クラムチャウダー、チリコーンカーンと相性がよく、観光客が一緒に食して喜んでおります。私も現役の頃本社に出張する度に、サンフランシスコの浮き橋であるピア39のレストランを訪ねては、サワードウ・ブレッドを楽しんでおりました。

パン生地で籠や人形を創ってパンに焼いていたブレッド・アーテストであった先代が、約30年前に創作したのが、濱よせオンラインショップでご紹介している、ガーリック・ブレッドです。良質のバターとニンニクを包み込んだパンです。冷凍でも風味が落ちません。トースターで暖めて食べるとニンニク好きにはたまりません。近くは勿論、遠く九州辺りからも、ご自身で召し上がるのと、隣近所の知人、友人への珍しい進物として、まとめてご注文を頂いているとのことです。大平洋を挟んで、サンフランシスコにサワードウ・ブレッド、横浜にガーリック・ブレッド在りです。是非横浜の名物に育てましょう。

横浜の老舗のパン屋さん “ムカヰベーカリー” のガーリックブレッドをオンラインショップでご提供しております。
是非ともお買い求めいただければと思います。
http://otoriyose.yokohama/osusume/199.html

食と健康のコンサルタント 渡邉 憲一