記憶の間に間に ~ ビーバー街道とのカナデアンロッキー7日間の旅(その2)

2016年10月20日

山間の道は信州あたりの山道に比べたら道幅が広く山も迫ってはいませんが、落石事故が多く落石注意とのことでした。日本の山道程の危険は感じませんでした。しかし、私達の旅行後に落石事故があり、今はビーバー街道の団体旅行は催行されていません。

1995年9月7日は、ゴールドラッシュ時代に栄えたリルエット、キャッシュクリークを過ぎて、先住民の言葉で「水の集まる所」を意味するカムルーブスに向かって突然視界が開けました。カムルーブスに1泊し鱒料理を楽しみ、翌9月8日には、水の公園と呼ばれるウィルズ・グレイ州立公園内のヘルムケン滝等を見学しました。カナデアンロッキーの最高峰ロブソン山を間近にみながらジャスパー(Jasper)に向かいました。

バスの中から道傍に熊やムース(ヘラジカ)などの野生動物を見ることが出来ました。休憩のおりに日本人の現地添乗員さんが松茸に似た茸を採ってきて、夕食にアルバータ牛のステーキと一緒に頂きました。香りが乏しく食感は似ていましたが「松茸」としては今一つでした。彼の説明によるとカナダのコロンビア州、アルバータ州、アメリカのオレゴン州には日本の松茸に似た茸が採れ、日本に輸出され、日本で松茸フレーバーを噴霧して売られているとか。本当かなと思いましたが、北朝鮮産の松茸の香りを補う為に合成松茸香料が使われていることは知っておりましたので可能性ありと思いました。

ジャスパーは自然の懐に抱かれた静寂な保養地で、夜天頂に輝く満月の下、映画ドクトル・ジバゴ(1965年)の撮影に使われた駅舎の傍らを散歩した時は、太古の遺跡の中にいるような神秘さを感じました。翌9日はコロンビア大氷原を大きな雪上車に乗って観光し、氷河から溶け出した岩粉によりエメラルド色をしているレイク・ルイーズ(Lake Louise)を経由してバンフ(Banff)に到着。予定していた老舗のCPR(Canadian Pasific Railway)が当時経営していたBanff Springs Hotelに宿泊出来ず、出来立ての安普請のGreenwood Innに泊まる破目になりました。代償としてサルファー山(Sulohur Mt.)観光と夕食が提供されました。後年バンクーバーを再び訪れた機会があり、ホテル・バンクーバーに宿泊しCPRのホテルサービスを体験出来ました。

9月10日の夕刻バンフを出てカルガリーまでお月樣と旅を楽しみ、カルガリーに1泊し、UAを乗り継いでサンフランシスコ経由で9月12日(火)の夕方成田に帰りました。

食と健康のコンサルタント 渡邉 憲一