美しい日本を取り戻そう

2017年04月20日

米中首脳会談で会食中にアメリカがシリアの空軍基地を攻撃しました。北朝鮮に対しても「あらゆる選択肢から手段を選ぶ」と言って、最新鋭の空母艦隊を朝鮮沖に向けています。一挙にきな臭い情勢となり、森友学園や加計学園の問題はテレビの番組から消えてしまいました。安倍総理夫妻にとってはまさに神風です。森友学園の籠原前理事長は偽証の場合には刑事訴追を受けるリスクのある国会での証人喚問で証言しました。安倍総理夫人との言い分とは真っ向から違います。総理夫人が潔白であるならば国会の外でグダグダ言っていないで、堂々と国会で証人席に立って、籠原前理事長に反論すべきです。総理夫人は「私人」であるから国会に証人として召還しないと政府は説明していますが,籠原前理事長は明らかに「私人」です。何ならお二人に同時に国会の証人席にお立ち頂き、シロクロを明らかにして頂きたいと思います。

国有財産が9割も値引きされた過程に私達国民は疑問を抱いて事実の解明を求めております。内閣支持率の高さとは無関係です。「公人」であるこの払い下げに関わったお役人様は、国会の証人席で安倍総理が常々口にされているように国民に「丁寧に」説明すべきです。必ず記録を残して置く習慣のある、あるいは記録を取って保管しておかなければならないお役所が、「記録はない」と主張しているのも誠に納得できません。この土地売却交渉の電子データを復元出来る可能性が報じられています。しっかり復元し公表して欲しいと国民の一人として望んでいます。防衛省の南スーダンに関わる日報が,最初は「破棄した」から「電子データで保存されていた」、しかし、いまさらあるとは言いないので「消去しろ」と誰かが命じたの二の舞はご免です。籠原前理事長が不信を抱いている大阪府知事にも国会で弁明の機会を与えるべきです。

築地市場の豊洲市場への移転のケースでは、有害物質が埋蔵されていて東京ガスが売るのを渋っていた土地に、誰が都民の胃袋に収まる水産物,青物の卸市場を移つそうとが考え、買い取らせたのかや、盛土をすべき場所を地下空間にする指示をしたかも今もって判らない珍事。それに関連して都議会の百条委員会で証言した石原元知事の無責任さ、元幹部の責任逃れの証言や議会の追求の甘さ、まさに政治屋(あえて政治家と言いません)と官僚の堕落の典型です。

優秀な頭脳を持ち、立派な大学で学び、難しい公務員試験に合格して官僚になったお役人様、諸外国から世襲の政治家の割合の高さに「日本は封建国家か」と驚かれている政界の現状。世襲政治家は「政治家の仕事は口利き」との先代の言動から学んで、国民の幸せを第一に考える「政治家」ではなく、自分の選挙や自分やお友達の利益第一の「政治屋」になってしまっているのではないかとの疑問。お役人様はその「政治屋」に過敏におもねて自分の出世のみを考えて国民や都民に損害を与えているのでは等(等は官僚の大好きな言葉)と推察したくなります。

明治初頭に日本を訪れた外国人達は、貧乏ではあるが、清廉潔白で心豊かに暮らしている日本人に感銘を受けていました。教養のない庶民でさえも、「お天道様に顔向け出来ないことはするな」を「しつけ」の基本にしていました。日々の暮らしは西洋に較べて貧乏でしたが,心豊かで正直に暮らしていました。まさに「美しい日本」です。フクシマダイイチの後始末の見通しも立たないのに、「アンダーコントロール」と世界中に平然と嘘をつき、都合の悪い事はあらゆる手段を用いて隠し立てしようとしている「政治屋」達が、道徳教育だの「教育勅語の内容は素晴らしい」などぬけぬけと言っています。国の行く末が心配です。

真の指導者は、ノブレス・オブリージュ(仏語:noblesse oblige)「権力、社会的地位、財産を持つ者は、それ相当の責任を伴う事」を自覚してご自分に厳しく身を処しています。「政治屋」や自分の出世しか考えられないお役人様には即刻退場してもらって、清廉潔白であった明治初頭の私達の先人の「民の心」を取り戻しましょう。主権者たる国民に隠し事がない透明性が高く,納税者でもある国民に本当に丁寧に説明責任が果たされ、国民が国や社会での活動に、それなりに一億総参加できる「美しい日本」を創り上げましょう。

食と健康のコンサルタント 渡邉 憲一