フィエークニュースとマスメデア

2017年06月20日

モリ(森友学園)とカケ(加計学園)のお蕎麦屋さんのメニューみたいな安倍総理のお友達問題と、南スーダンのPKO日報も真相を解明しないまま国会が終わりました。破棄して存在しない文書が出てきました。安部政権と官僚は真相の解明を拒み、国会は国政調査権を使って調査する事を怠りました。「しばらくすれば国民は忘れる。」と選挙民も舐められたものです。今回の真相を隠蔽する為の数々の異常行動は、「頭隠して尻隠さず。」で、良識ある選挙民は逆に隠蔽された事実が真実なのではと疑っています。

海を超えたアメリカでは、自分に都合の悪い情報はfake news(フィエークニュース:偽情報)で、自分だけが正しく、自分の主張している事実はanother fact(アナザー ファクト(別の真実)だとうそぶいているトランプ大統領が選挙で選ばれました。マスメデアが否定した事実ほど信用する傾向にある人が3割程度存在すると言う資料もあるそうです。ネットは議論の場ではなくなり、自分の信じたい結論に合致する情報を探し出してきて、同じような考えの人達同志で「いいね」と言い合っています。自分に都合の悪い事実や情報を無視し、相手の言い分には全く耳を貸さず、意見の異なる人を攻撃する時代になったようです。多様な考え方を持つ人達が,互いに相手の自分と異なった意見に耳を傾け,冷静に議論を尽して結論にもっていく民主主義の仕組みの危機です。

ネット上に溢れている医療情報は万に一つも正しい情報はありません。病気や命に関わる情報はネットでは検索せずに、信頼出来る医療機関にまず相談しましょう。その意味では近くに良心的で有能な手離れの良い「掛かり付け医」を持つ事が大切です。

食や健康についても、客観的、科学的なevidence(証拠)よりも、感情的,情緒的に訴える方が売上増進に非常に効果があるようです。トクホや機能性表示食品や健康補助食品(サプリメント)などの “いわゆる” 健康食品はあくまでも食品であって、薬ではありません。「〜に効く」や、「体に良い」の宣伝は先ず疑って掛かりましょう。

Evidence(科学的なデータ)になるのは、少なくとも100名以上の人間を対象とした実証試験で、必ず “いわゆる” 健康食品を与えない対照区(コントロールグループ)と試験対象グループとの比較試験が必須条件です。しかも被験者や試験担当者は、自分がどちらのグループになっているか判らなくした「二重盲検法」が望ましいです。ほとんどの “いわゆる” 健康食品には、このような科学的な実証検査のデータがありません。あっても二つのグループに有意差(検査の結果を処理する統計学の手法で、確かに差があり、それは偶然起こったものではないと言えるかどうかを検討した結果の差)がないケースが多いです。即ち “いわゆる” 健康食品はほとんど効果がないのです。

TV等のマスメデアは製作経費が比較的に安いので、面白おかしく食や健康に関する番組を提供しています。一種のバラエティ番組と思って,楽しむのは結構ですが、内容を信じて踊らされ、ご自分の健康を損なわないよう地道に科学的素養を高めましょう。

食と健康のコンサルタント 渡邉 憲一