人生100年時代(その9) — 歴史のレビュー

2018年01月10日

人生100年時代の人生設計を考える前に、ざっと歴史をレビューして見たいと思います。それに引き続いて2018年と21世紀のこれからを考えてみたいと思います。

【短期】今上陛下のご退位の日取りが決まり平成の時代もあと1年余りで終わります。平成元年(1989年)1月には、Amazon.com.Inc.(1994年創業)、Google (1998年創業)、Alibaba(1999年創業)、Facebook(2004年創業)、Instagram(2010年創業)も存在していませんでした。Appleは1976年創業。一方わが国では革新的な企業は起こらず、名のある大手企業の品質保障に関するや東芝の不正決算などの不祥事が続いております。

平成3年(1991年)長崎の普賢岳の火砕流、平成7年(1995年)阪神・淡路大震災、平成23年(2011年)東日本大震災、平成28年(2016年)熊本地震や各地の水害等天災が続いています。最近大規模な地震でも予知は不可能と結論付けされましたが、地球の歴史の長いスパンでみればいつ起きてもおかしなく、起きた時には得意な「想定外」と言わないように冷静,着実に備えなければなりません。

平成元年(1989年)ベルリンの壁崩壊、平成3年(1991年)ソ連崩壊、平成7年(1995年3月20日)地下鉄サロン事件、平成13年(2001年)ニュヨーク同時多発テロ、平成20年(2005年)リーマンショック、平成28年(2016年)グローバル化の弊害に悩まされているアメリカ国民はトランプ大統領を選出しました。米国では大学入学者の60%が落第し、これが中間層を形成しています。中間層の人達は1998年以降は収入が停滞かやや減っている「負け犬」です。この「負け犬」がトランプ大統領を強烈に支持しています。

米国の一人勝ちに対抗してヨーロッパが団結して、globalizationを防いでヨーロッパ各国が平等に発展する筈であったEUは、平等の理念とは裏腹に,ドイツの一人勝ちとなり,格差が広がって、イタリアやギリシャは苦しんでいます。近年の大量カツ急激な難民の流入はEU各国に極右の台頭をもたらし,英国はEUを離脱しようとしています。世界中に格差と分裂が大きくなり、寛容が失われ排除の理念が広がってしまいました。

【中期】ペりー来航以来の近代史。何故日本は【勝ち目のない】戦争を選んだのか? その原因の分析と責任の追求をしなければなりません。敗戦直後に【一億総懺悔】で責任の在処が不明になったことが現在の政治,経済の無責任体制の根源です。

【長期】「長い物に巻かれろ」、ムラの空気を破れず物事をあいまいにして「なあなあ」ですますのは,自然災害が多い国土に住んでいる水田稲作民族のDNAに起因するのかも知れません。

このような現状認識に立って、今後の人生100年の設計を考えます。

食と健康のコンサルタント 渡邉 憲一