うるち米 と もち米

2014年12月30日

うるち米 と もち米

 うるち米からは普通のご飯や、うるち米を粉にした上新粉、お煎餅が作られています。お赤飯、おこわ、ちまき、おはぎ、お餅は原則もち米を原料としています。もち米からは,白玉粉、さらにお団子、お餅からあられ、かきもちが作られています。

 お米の澱粉組織の違いでうるち米ともち米に分類されます。うるち米の澱粉組成は、アミノペクチン78%~83%、アミロース22%~17%で、もち米の澱粉組成はアミノペクチン100%です。アミノペクチンは熱水で糊状になり粘りがでるので、もち米のほうがうるち米より粘り気があり腰が強いのです。

 お正月やお祭り、祝い事(即ちハレの日)には、私達水田稲作民族である大和民族は、弥生時代の昔からお餅をついて神様や仏様にお供えし、家族や地域の仲間とでお餅を食べて祝ってきました。新年をお雑煮で祝います。地方によってそれぞれレシピは違いますが、その家に代々引き継がれてきたその家のお雑煮があります。都会に地方から人が集まるようになると、家風が入り乱れて夫の生家のお雑煮と妻の生家のお雑煮が混在したり、どちらかのお雑煮に統一されたり、あるいは両者から触発された新しい創造的なお雑煮が生まれたりしています。

 大晦日に神社、仏閣にお参りしたあとの元旦の朝には、外来のファストフード店で食事を済ます人が増えて、あるお店では一日当たりの売上でその系列店の世界一になったお店が出たりしました。年末年始の休暇には海外で過ごしたり、スキー場やホテル等で過ごす人が増えるなど生活習慣の変化に、食生活の変化もあいまってお正月のお餅を食べる量が減り、お餅の消費量も落ちています。

 美味しいご飯、お餅だけではなく、お米の加工品であるお煎餅、あられ、かきもち、お団子なども大いに食べましょう。お米の加工品と申しますと何と言っても日本酒です。「サケ」の旨さは海外でも評価されだしました。せめてお正月には大いにお餅を食べ、日本酒を嗜んで水田稲作民族のDNAを再認識致しましょう。

食と健康のコンサルタント 渡邉 憲一